初めての海外旅行でヨーロッパを旅した時、イタリアのジェノバも訪れました。
ジェノバはイタリアの北西部にあって、イタリア最大の港町として有名です。
テレビアニメ世界名作劇場「母を訪ねて三千里」で有名なマルコ少年はジェノバから出発して、アルゼンチンのブエノスアイレスに向かいました。
(今回ブログを書くのに調べて知ったのだけど、マルコ少年がイタリア男子だったとは!)
ジェノバには特別の思い出があります。
(街の思い出というよりも、失敗エピソードですが。。。)
ジェノバ駅に昼過ぎに到着する予定だったのに、前の街でモタモタしてしまったせいで、着く頃にはすっかり夜になっていました。
予約していた宿は駅からバスを乗り継いで行かないといけない場所。
タクシーに乗る勇気が出なくて、観光案内所で教えてもらったバスに乗ってみたものの、乗換のバス停を間違えてしまいました。
「ここはどこ?」
・・・人通りの少ない停留所、スリで有名なイタリアです、マズイです(涙)
次のバスを待つよりも、歩いて向うほうが良いかも!
安易に歩き始めたのが失敗でした。
乗り継ぎのバス停を見つけられないまま、人に尋ねても説明はイタリア語!意地悪ではなく、純粋に英語が通じない。
ここが日本なら全く問題ないのだけど、時計は21時をまわってしまって更に不安になってくる。
降りたバス停に戻って途方にくれていると、車に乗ったおじさんが停車して満面の笑みで手招きして来ました。
この人は危険だ!っと野性の感が働く。。。
「どうしよう?、どうしたらいいの? 誰か!、、助けて!!!」
心で叫んでも誰も助けてはくれません。
私も満面の笑みでおじさんに、「ノープロブレム」 と返答してバス停から退去。
予約していた宿はあきらめて、近くの安全で安そうな宿を探す事にしました。
(当時はまだ日本でも「飛込み宿探し」なんてした事なかったのに)
その後、歩き回って運よくホテルが見つかり無事に泊ることができました。
おじさんに付いて行ってたらどうなってたんだろう?
- 優しい人で予約していた宿まで送ってくれた
- 更に良い人で縁の続く出会いになっていた
- 悪い人で身ぐるみ剥がされていた
- 更に悪い人で売り飛ばされていた
ハプニングが素敵な出会いをもたらすか、最悪な結果をもたらすか、それはやってみないとわかりません、人生は選択の連続ですね。
どちらになっても選択の結果は自分に返ってくるから、「自分の問題は自分で解決しないといけない」・・・そう強く思った夜でした。
翌日は気を取り直して、市内観光を楽しみました。(表紙画像/ソプラノ門)
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