初めての海外旅行でヨーロッパを旅した時、フランスのリモージュも訪れました。
リモージュはフランスの中部にあって、磁器の生産地として有名です。
フランス国内ではセーブル焼きと同じくらいにリモージュ磁器は愛されています。
リモージュを訪れたのはアドリアン・デュブーシェ国立博物館(表紙画像)とリモージュ市立博物館に興味があったからです。
アドリアン・デュブーシェ国立博物館には1万点を超える磁器のコレクションが所蔵されいて、フランス全土はもちろんヨーロッパから東洋のものまで展示されています。
リモージュ市立博物館にはリモージュ伝統の七宝焼などが展示されています。
リモージュ磁器は日本の陶磁器とはまた違った味わいがあって、華やかな洋食器達を眺めていると時間を忘れて見入ってしまいました。
リモージュが磁器の街となったきっかけは原材料であるカオリンが発見されたからです。
カオリンは別名陶土(china clay)とも呼ばれ、中国景徳鎮付近の粘土の産地高嶺(kaoling)が名前の由来だそう。
陶磁器はやっぱり中国からの影響が大きい、日本もそうでしたが、世界中がお手本にしていたのですね。
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