初めての海外旅行でヨーロッパを旅した時、フランスのカルカソンヌも訪れました。
カルカソンヌはフランスの南にあって、城塞都市(表紙画像)として有名です。
古代ローマ時代から要塞に囲まれた都市としてあったものが、その後も拡張が続き、中世には外側に更に要塞が造られて、今では欧州最古の要塞都市になっています。
日本ではあまり有名ではないですが、フランスでは「カルカソンヌを見る前に死ぬな」と言われるほど有名な観光地です。
城壁に囲われた部分をシテと呼び、カルカソンヌは周辺も含めた地域の名前になっています。
1997年にシテの部分が「歴史的城塞都市「カルカソンヌ」として世界遺産登録されました。
私が訪れたのは1995年で登録される前だったので、そこまで混雑してなく、シテ内の宿にも泊まることができました。
見どころは、ガイドさんが案内してくれるツアーに参加して見学しました。
時代ごとに要塞の材料や造り方が違うのが見てわかり、何世代にも渡って工夫しながら、要塞が街を守ってきたのがわかりました。
フランス語がわかれば、もっと深く知ることができただろうけど、わからなくても十分に楽しめました。
中世にタイムスリップしたようなロマンチックな気分になれますが、要塞の中に街があるって事は(しかも何世紀にも渡り拡張されている)、攻め入られるかもしれない状況がずっと続いてたって事ですよね。
平和なら城壁なんて邪魔なものでしかない訳で。。。
昔は外敵から守ってくれた壁が、今は外の地域の人を呼び込む観光資産になるなんて、感慨深いです。
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